高校から大学入試まで利用できる英検のメリットを知る
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私達になじみの深い英語能力試験と言えば「英検」ですよね。
特に中学、高校での有益な資格として名前があがることが多いのが英検となっています。
中学、高校時における英検の資格メリットとして入学前(入試時)と入学後に分けられます。また大学においては入学前の入試時に利用されることがほとんどです.
中学・高校時における英検のメリット(英検3級から対象)
【入学前・入試時】
- 試験免除:私立高校の推薦入試において英語の学科試験が免除あるいは取得級によってみなし点をもらえる。
- 出願優遇・出願条件:公立高校においてはコース受験の条件となるところがある。私立高校では推薦の評価規定に達していなくても推薦可能。(評価基準の引き下げ)
- 判定優遇・点数加点:公立、私立共に取得級によって推薦の場合、評定値あるいは内申点に加算される。また合否判定の場合、判定を考慮する。一般試験において総合点に加算する。
- その他:私立高校において入学一時金を免除あるいは減免(支給)。
【入学後】
- 授業料など、費用免除:授業料(学費)の全額、半額、一部免除。
- 単位認定:取得級によって英語の単位を認定。
- 奨学金:一時給付金として支給。
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中学・高校のの場合、推薦入試において優遇措置あるいは評定、内申において加点されるというパターンがほとんどです。
大学入試時における英検のメリット(2級以上~1級)
- 出願資格:推薦(公募、AO)において英検CSEスコアの基準値以上の者が受験資格がある。
- 得点加算・試験免除:英検CSEスコアによって一般試験においてみなし得点(満点)となる。
- 加点:一般試験において資格レベルに応じて段階的に加点。AOにおいて書類審査で加点。
- 判定優遇・合否参考:推薦(AO、公募)において総合的評価。一般入試においてセンター試験との比較で高得点判定。
学校、大学では毎年、受験の評価制度が変化しています。上記はあくまでも参考として、実際の出願校(受験校)は各学校にて再度確認することが必要です。
また中学、高校では“英検”のみが有効な資格となりますが、大学の場合、英語の能力証明テストは他にも多くあるので、別な英語の能力テストを考えてもよいでしょう。大学入学後も継続して英語の学習目標として取り組めるものがおすすめです。