煮物の黄金比でつくる定番の筑前煮を失敗しないコツ
私達日本人はどんな豪華なごちそうよりも、ほんのりおふくろの味がする煮物に愛着を感じ、何かほっとするなつかしさがあります。巷ではいろんな料理があり、多くのグルメ家達の称賛をあびていますがやはり家庭料理に勝るものはないのですよね。
そんな和食の基本である煮物。特に筑前煮は煮物の王様とも言われる程の人気料理となっています。こんな煮物を美味しく作るための調味料の組み合わせ比率を黄金比といいます。
おいしい煮物を作る為にはこの黄金比を知っておけば、かなり便利です。これさえおさえておけば、あとは材料が変化するだけで多種多様な様々な美味しい煮物を作ることができます。料理に自信のない料理初心者でも大丈夫。美味しい煮物おが作れるようになりますよ。
おいしくできる!煮物の黄金比の応用で作るおすすめの煮物の作り方
おいしい煮物を作る為の調味料の分量比率を黄金比といいます。これはあくまでも目安であって、一番いいのは食べてもらう人が甘党の方なら砂糖やみりんを少し多めに、辛党の方なら少しおしょうゆを多めにと柔軟な対応が必要とされてきます。
その人それぞれに好みがあるのですが、一般的に喜んでもらう煮物を作るのならば、この分量比率だろうというのは“黄金比”と呼ばれるものです。
もちろん美味しい煮物の作り方には下ごしらえや手順も絡んできますが、この比率を使えば間違いがないだろうという基本が黄金比です。この黄金比というのは特別に難しいものではなく、基本は「10対1対1」ということだけ覚えておけばいいでしょう。
これはどういうことかというと、出汁が10に対してしょうゆが1、みりんが1という意味です。これが美味しい煮物の作り方の基本なのです。ここから個人の味覚に合わせて微調整していくと自分のオリジナルの味がつくれますよ。
もっと簡単、煮物の黄金比をめんつゆで代用するコツは?
昨今では市販のめんつゆを使って上手に煮物を作られる方がいらっしゃいますが、この方法はとても理にかなっています。めんつゆはうどんやそばのつゆの他に、てんぷらつゆやおでんにも使えます。
主要メーカーなら煮物の場合、おでんの場合と使用する目安量を記載してくれているので間違いがなくとても便利です。めんつゆはあらかじめ砂糖、塩、しょうゆ、酒、みりんを調合してくれているので使う側にとってみればとても便利で重宝するアイテムです。
黄金比というのがすでに組まれているものだからです。ただし大量に作る場合は費用の面から考えると調味料を合わせて作る方が断然安い場合もありますので、時と場合によって使い分ければいいですね。
めんつゆというのはお金を出して買うもの。つまりプロの味なのです。一人前の黄金比がその1本の中にできあがっているものです。「今の若い人は、楽することばっかり!」と嘆く人もいますが、美味しいものを作るのにお金をかけることは恥ずかしいことではありません。これからもどんどんめんつゆを活用していくといいですよ。
煮物の黄金比のまとめ
煮物というのは和食の基本であり、私達日本人にとってソウルフードといっても過言ではありません。この煮物を作る為にこれまでの試行錯誤や経験により美味しく食べることができる調味料の比率が定着しました。それが「基本10対1対1」の煮物の黄金比です。日本には筑前煮、肉じゃが、豚の角煮等に炊き物の料理は数えられないほどありますが、この黄金比を知っておけば大抵の煮物料理は作ることができる便利な知恵です。
これであなたも明日から料理上手になれますよ!ぜひ、試してみてください。