大学入試改革に伴う新たな変化 英語スピーキング試験
2020年の大学入試改革の影響で本格的に日本の教育改革が進んでいくようです。
また2020年は東京オリンピックの年でもあり、この年を目標にいろいろなことに変化が起こりそうです。
入試におけるスピーキングテストの導入の流れ?!
以前、このサイトでもお伝えしたように都立高校の入試では2019年から英語のスピーキングテストの導入があります。そして大学入試では新大学入試共通テスト(仮)において英語の外部民間機関の利用が決定しています。
それに先だって東京外語大学では「(仮)国際日本学部」が新設され(定員75名)、その一般試験に英語のスピーキングを導入するようです。これは当学部において特に英語力の高い学生を入学の対象にしているため。
詳しくは>>> 東京外語大学のサイトで確認
それに伴ってこの学部の英語のスピーキングテストで使用される新テスト「BCT-S」を東京外語大学とイギリスの国際交流機関ブリティッシュ・カウンシルが共同開発するとのこと。
すでに2020年からの大学入試では外部の英語能力テストの利用に向けて、応募団体が公表されています。このBCT-Sは日本の大学入試に特化したスピーキングテストを開発し、大学入試改革に選択肢を提案するのが目的のようです。
入試においいてスピーキングテストが導入される動きは流れとして今後もありそうですが、そもそもの大学入試改革が受験英語からの脱却ということなので、果たしてこのBCT-Sの開発がどのような位置づけになるのか2019年の導入で実績を積んでいかないと何とも評価のしようがないのが現実ではないでしょうか。
個人的な意見として民間の英語能力試験は本来の英語の実力を図ることができて、国際標準のCEFRにも対応しているため十分な気もします。すでに上智大学が英検と開発した「TAEP」(大学レベルにふさわしいアカデミックな英語能力判定試験)を開発している前例があるだけに、今後に注目したいところです。