英検のスコア化で活用度もアップ!その改革の内容とは?
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学生ころ1度は誰でも受けたことがある英語能力試験は“英検”かと思います。この英検も大学入試改革の波にのり変化がおきています。
大学入試改革は大きく言えば「英語教育改革」ともいえるわけですが、その中で英検はいわば日本人の英語能力をはかる、証明する役割をもっていました。
しかしこれが世界には通用しない「使えない英語」の典型のようなことになっていたため、評価自体を世界基準にしています。
それも含めて英検の新しい取り組みとして、以下の4点が挙げられています。
- CSEスコア導入でCEFR(世界標準評価レベル)に対応
- 英検の英語能力4技能化とCBTの実施
- 大学入試への活用格大
- 学習指導要領に配慮した「TAEP」の運営
この中の1~3は英語の評価基準を国際レベルに対応させたことでできた展開です。実際に大学入試改革において民間の英語能力評価テストの活用に英検は応募しています。(採用結果は3月末)この他にも、すでに私立の大学では受験に導入されています。
また今までは留学といえばTOEFLやIELTSなど海外の英語能力テストで英語力を証明する方法でしたが、「英検CSEスコア」を導入したことにより、英検の結果(スコア)を利用して留学の英語力を証明することができるようになっています。
>>> 「英検の結果は何に使えるのか知っていますか?」
各級の合否だけでなくCSEスコアを導入したことで活用の場が増えるのは受験者にとってはメリットといってもいいでしょう。単に「合格」「不合格」では改善の勉強方法もどう着手すればいいのか、あいまいでしたが各技能ごとにスコア化されることで、自分の足りない部分を目標に勉強がし易くなります。資格をとって終わりではなく、継続的な英語力のレベルアップを目標にするといいかもしれません。