【お金を借りる選択】高校、大学の学費をローンで借りる
子どもの教育にかかる学費は将来への投資と考えてなるべく親が出してあげたいものですよね。
特に高校に関しては義務教育から解放されたとはいえまだまだ“保護者”がいる身です。
とはいえ現実として私立高校や私立大学はもとより国立大学の学費や諸経費は年々上昇傾向にあり、親への負担も大きくなっています。
>>> 教育費負担の実態調査(H29年日本政策金融公庫調べ)
高等教育にかかる「お金を借りる」の内容とは?
そこで考えるのが“お金を借りる”ということです。教育のお金を借りるには大きく公的に借りる方法と民間で借りる方法があります。
いわゆる「教育(学資)ローン」です。さらに公的にお金を借りることには「奨学金」と「教育(学資)ローン」があります。
奨学金は“給付型”のものは返済はしなくてもよいですが、それで学費や経費がすべてまかなえるわけではありません。特に私立高校や私立大学では家庭の負担は必須です。
また高校や高専、大学などのいわゆる高等教育にあたる期間は国が保証するものではないため、自己負担が基本です。(ここにきて“高等教育の無償化”が議論にあがってはいますが。)
民間の学資ローンのメリット
足りない分は借りるということになるのですが、奨学金や、公的な教育ローンが利用できない時は、民間の学資ローンを利用することになります。
金利は少し高めに設定されていますが、民間のほうが、審査が通りやすいというメリットがあります。
民間の学資ローンは、奨学金や、公的なローンでは学費が十分ではないという時に役に立ちます。
学資ローンで借りた分は、授業料や、入学金だけでなく、生活費や、教科書代などのも利用できます。
学資ローンで借りたお金は、備品や制服を買う時に使ったり、受験に伴って発生する費用に対して使うことも可能になっています。
学資ローンで借りたお金は、寮生活で必要な支払いや、留学する時の費用など、色々なことに使えます。
学費や教育費をローンで借りる時の注意
借りる金額にもよりますが、一般的に民間では学資ローンの対象者は公的なローンに比べて幅広いため収入証明書を出さなければ、学資ローンを利用することはできません。
パートや、アルバイトの収入でも学資ローンの利用は可能ですが、あまりに低収入だと審査を受けても断られることがあるようです。
別のキャッシング会社からお金を借りていると、審査ではマイナスに評価されることがあります。子ども
1人だけではなく2人3人となると、場合によっては高校、大学と学資ローンを借りる時期が重なることがあります。
どのくらいの年数借りているかはその時々で異なりますが、3年程度で完済することを前提にするところが多いようです。
返済を滞らせないためにも、確実な返済計画をつくり、将来の見通しを立ててから学資ローンを借りることです。