大学入試改革の英語の応募試験団体が公表されました
2020年に新しい大学入試テストが導入されることになっている「大学入試改革」ですが、以前から言われているように、英語の試験は外部の英語能力テストを利用することで決まっています。
その利用機関(民間団体)の募集が終了し、応募機関が公表されています。
応募の団体は以下の通りです。主要な英語能力テストを行う団体はすべて入っています。
- ケンブリッジ英語検定/リンガスキル Linguaskill(Cambridge Assessment English)
- TOEFL iBTテスト(Educational Testing Service)
- IDP:IELTS Australlia(International English Language Testing System)
- ブリティッシュ・カウンシル(International English Language Testing System)
- TOEIC L&R、S&W (国際ビジネスコミュニケーション協会)
- GTEC (株式会社ベネッセコーポレーション)
- 英検 / TEAP (日本英語検定協会)
公式発表が大学入試センターの「大学入試共通テストについて」に載っていますので確認してみましょう。
今後はこの団体の中で参加要件を満たしているかの確認が行われ、最終的に新大学入試に利用できる資格・試験を公表する(2018年3月末予定)ことになっています。
この参加要件で特に注目するのが「英語4技能のすべての評価ができる」と「CEFRとの対応関係があることと、その運用や研究開発の実績があること。」という条件です。この英語4技能は英語の能力(実力)を正確にはかる上で欠かせない語学評価の要素です。具体的にはReading(リーディング)、Listening(リスニング)、Writing(ライティング)、Speaking(スピーキング)の4技能を差します。
またCEFR(セファール)は英語に限らず語学能力を表すために言語の出来るレベルを表した評価基準です。
これらのことが意味することは、英語を世界レベルで使えるようにする取り組みがなされているということかと思います。これまでの受験(大学入試)英語からは脱却する“改革”とも受取れます。
今後、長期に渡って英語を利用するためには確実に実力が伸ばせる勉強方法が必要です。この英語能力テストの応募(導入)をきっかけに長くつきあえる英語の学習教材を見つけるのもいいかもしれませんね。