大学入試改革のテスト内容と出題形式を知って勉強の目標にする
大学入試制度の変更のため2020年から本格的に“大学共通テスト(仮)”の問題形式が変更になります。特に変更が大きいものは英語と国語といわれています。英語は外部の英語能力検定試験を活用し、国語は記述問題が多くなるようです。
その変更する教科のプレテストが11月に実施されました。
英語を除く4教科のプレテスト問題と回答 >>> 大学入試センターサイトで公開
大学入試改革の英語はどうなるのか?
英語に関しては、来年の2月に大学共通テストのプレテストが実施されます。
この英語の新テストに関しては従来のマーク方式(「読む」「書く」の2能力)で行われるということです。
英語に関しては「外部の英語能力テストを利用するのでは?」と思いますよね。国立は100%、私立でも90%が利用している大学センター試験(新大学共通テスト)の英語は残っています。
要は外部の検定試験を追加評価として加えるか、完全に移行するのかは決まっていないということです。
それは英語の評価として従来の「読む」「書く」の2能力をはかるやり方から世界的にもスタンダードな基準となっている4能力(「読む」「書く」「聞く」「話す」)の評価に変更しようという試みです。(受験英語をやめようということ)
詳しくは>>> 「2020年からの大学入試改革における英語の試験の扱い」にて
>>> 大学入試改革での新共通テストの英語成績評価法の可能性
無駄にならない英語の勉強目標になる英語能力テスト対策
私立の大学では受験基準あるいはみなし受験として、すでに採用しているところもあります。
またそれに伴って高校の英語の授業もコミュニケーションツールとしての英語教育や英語の資格試験(能力テスト)対策をする学校もでてきています。
一見、受験のための英語になってしまいますが4技能をはかれる英語能力テスト(英検、IELTS、TOEFL等)を目標に勉強すること(スコアを上げること)は結果的に世界基準の英語力の向上にもつながっているので無駄なことではありません。むしろ目標として勉強することで英語活用の場が広がる可能性があります。
>>> 大学入試改革とTOEFLとIELTSの英語学習(教育)としての可能性
必要だから仕方なく英語の勉強をするより、英語の能力を上げることで活躍できる幅が大きく広がるので受験のためだけの勉強に留まらず、目標や理想を持って勉強することが大切です。